あなたは定期的に検診を受けていますか?
受けているとしたら、どのような心構えで受けていますか?
「悪いところは早く見つけて治療しないと!」
そう思って受けていますか?
そうだとすると、あなたは自分で病気を作り出す人です。
例えば「血糖値」
血糖値をあげるホルモンは4つあります。
アドレナリンや成長ホルモンも血糖値をあげます。
なので、緊張すると血糖値もあがります。
検診は非日常的なものであり、しかも、自分の悪いところを見つけようとしている場合がほとんどなので、だいたい緊張しています。
検診ではなく普通の血液検査であっても、「あれ?自分、何かの病気なのかな・・・?」と思うと緊張します。
血糖値があがりやすい状況なのです。
これって、異常な状態なのでしょうか?
「糖尿病という病気」なのでしょうか?
違いますよね。
緊張してアドレナリンが出る。それによって血糖値もあがる。
当然の反応ではないでしょうか?
正常な状態ではないでしょうか?
数値に惑わされると良くないのです。
自分の普段の状態を知るために受けるのならば良いと思います。
ですが、気になる症状もないのに病気を見つけ出そうとする姿勢がそもそも病気なのです。
私の妹がお腹を下し、母が病院に連れて行った時の話です。
いろいろな検査の末、先生は「全く異常はありません」と言ったそうです。
ですが母にとっては、自分の子供が下痢をしているので、異常があるのではないかと思ったようで、「本当ですか?」と聞いたそうです。
そのお医者さんのお返事は
「お母さん、自分の子供が病気な方がうれしいの?」
母はハッとしたそうです。
下痢をしたのは、ヨーグルトなどの消化しにくいものを食べたからであって、正常な反応。
心配のあまり、自分の子供を病気にしようとしていたのです。
(本当に病気にしようと本気で思っていたのではありません。病気にしようという姿勢であったのです)
不調もないのに病気を探してはいけません。
本当に病気を作り出してしまいます。
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