この仕事をしていると「椎間板ヘルニアで、治すには手術しかないと言われました。」とか「私は脊柱管狭窄症と診断されたのですが治りますか?」などと言われることがあります。
その時に私は「診断名はどうでもいいので困っている症状を教えてください」と言います。
「診断名はどうでもいい」
とはどういうことかといいますと、診断名は見た目や状態でしかないからです。
例えば「椎間板ヘルニア」
ヘルニアの意味をご存じですか?
ヘルニアとはラテン語で「飛び出している」という意味です。
なので、「椎間板ヘルニア」とは「椎間板が飛び出しています」ということです。
「線維筋痛症」も同じです。
「筋繊維が痛いです」ということです。
(これはひどいです。患者さんの訴えをオウム返ししているだけですね。)
「アトピー性皮膚炎」もそうです。
アトピーとは「奇妙な・よくわからない」という意味です。
「奇妙な皮膚の炎症」あるいは「よくわからないけど皮膚の炎症が起きている」ということです。
見た目は状態をそのまま言っているにすぎないということがわかっていただけたでしょうか?
ということは、「あなた白髪が多いですね」も診断になりますよね(笑)
診断名がわかったところで治りません。
大事なのは、いつからどんな症状で困っているのかということです。
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