花粉症の意外な要因:油脂
多くの人が食生活に気を使っているにもかかわらず、花粉症に悩む人が増えています。
その背景には、油脂の摂取量が考えられることがあります。
花粉症になってしまう要因としては
・血液が細胞にうまく届いていない
・白血球が他に使われていて足りない
・睡眠不足などにより血液製造が追いつかない
・ホルモンバランスの乱れ
が考えられます。
その中でも「ホルモンバランスの乱れ」は油脂が関係しています。
体内のホルモンバランスを保つためには「脂肪酸」という物質が必要です。
体内に取り込む脂肪酸の摂取量によってホルモンバランスが乱れ、ロイコトリエンの分泌が活性化されてしまいます。
「ω-6」の摂取量が増えた場合には、「ロイコトリエン」の分泌が促進されて、花粉症などのアレルギー反応が起こりやすくなります。
「ω-6」が多く含まれる油は、
・べに花油(サフラワー油)
・ひまわり油(サンフラワー油)
・大豆油
・コーン油
・ごま油
その他にも種子油には「ω-6」が多く含まれます。
(種子油にはω-6以外にも、”植物であるが故”の問題もあります。)
特に、ファストフードでよく使用される油には「ω-6」脂肪酸が多く含まれています。
食用油からの「ω-6」脂肪酸の過剰摂取は、ロイコトリエンの生成・分泌を促すため、花粉症の発症につながる可能性があります。
バランスの取れた食事を心がけるとともに、油脂にも注意して摂取するようにしましょう。
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