今日も悪者にされがちな食べ物・材料についてお話しします。
今日の主役は「塩」
塩も「高血圧」などの病気の原因とされ、悪者だと思われがちですよね。
ですが・・・体にとって塩は必要不可欠なのです!
塩がないと生きていけない!
人間は塩がないと生きていけないのです。
なぜかって?筋肉を動かさないといけないからです。
「筋肉」と聞くと、体を動かす筋肉である骨格筋を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。ですが、心臓や内臓も筋肉なのです。体の50%は筋肉です。塩がなくなると、体の50%が動かなくなってしまうのです・・・!
だから、ちゃんと塩をとらないといけないのです!
塩にも種類がたくさんある
塩にもたくさん種類があるのです。
まず「海塩」「岩塩」「湖塩」
日本人の私たちは、塩といえば「海水から作られたもの」とイメージしがちなのですが、岩、湖からも塩って作られているのです。
海塩とはその名の通り、海水からとった塩ですね。
岩塩とは、地殻変動などで陸に海水が閉じ込められ、長い年月をかけて結晶化したもの。採掘した岩塩を溶かして再度結晶化しています。溶け込んでいるミネラルによって、色や味が違うのです。
湖塩とは、塩湖の水から作られた塩です。死海やウユニ塩湖などが有名ですね。海水が閉じ込められた湖や、地中の岩塩が溶け込んだ湖などのことです。
生成方法によっても種類が分かれます
材料に岩塩を使用した場合は「溶解採掘法」と「乾式採掘法」
海塩を使用した場合は「天日製塩法」と「イオン交換膜製塩法」
湖塩を使用した場合は「天日干し」または「釜炊き」をして塩を作ります
いろいろな種類の塩をざっと紹介しましたが、選ぶべきは、海塩でイオン交換膜製塩法でない塩です。
筋肉を動かすために必要なもの
筋肉を動かすのに必要なイオンがあります。ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオンの3種類です。
これらのイオンによる電流を使い、筋肉を動かしているのです。
イオン交換膜製塩法で作られるのは純粋な食塩(NaCl)です。筋肉を動かすのに必要なカリウムイオン、カルシウムイオンが含まれていないのです。
生きるために筋肉を動かす
生きるためには筋肉を動かすことが不可欠です。
筋肉を動かすにはナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオンを使い、電流を発生させる必要があります。
これらを効率よく体内に取り入れられるのが塩なのです。
ですが、種類や製法を良く選ばないと、これらの必要なイオンが含まれていない塩になってしまうのです。
体に必要なイオンを持つ塩を選びましょう。
本来の体を取り戻すには、こういった知識を活用していく必要があるのです。
この記事へのコメントはありません。