健康診断を受けたことがある方は「LDLコレステロール」や「HDLコレステロール」といった言葉を聞いたことがあると思います。
「善玉コレステロール」「悪玉コレステロール」などと言ったりもしますね。
善玉・悪玉って何でしょう?
よく、善玉は良いもので、悪玉は悪いものと言われますし、コレステロールの数値は低い方が良いとか、いまだにそういったことを言う方は多くいます。
そもそも、どうして我々の身体の中で”悪いもの”ができるのでしょう?
良いもの・悪いものってどうやって決めているのでしょう?
まず、コレステロールってなんなのでしょう?
コレステロールは細胞膜や脳を構成する欠かせない脂質の一種です。
それから、「善玉」「悪玉」という言葉ですが、おそらくN〇Kが言い始めたのが最初です。
“善””悪”という字が使われているのですが、この善玉コレステロールと悪玉コレステロール、夫婦みたいなもので、両方ないと代謝がうまく回らないのです。
ですから、片方を抑制するような薬を飲むと、きれいな細胞を作るのを抑制することになってしまいます。
しかも、高コレステロールの方の方が優位に長生きできている、という論文がたくさん出ています。
コレステロールは細胞膜に含まれる脂質の一種です。
細胞膜は細胞に必要なものを吸収したり、細胞でできたいらないものを排出する役割があるのですが、年とともに壊れる細胞膜も多くなります。その細胞膜を補おうとするので、年齢とともにこれステレロールの数値が高くなるのは当然なのです。
女性と男性でも機能が違うので数値の違いがあります。
身体をちゃんと機能させるためにもたまごや魚卵、小魚、お肉などのいわゆる高コレステロールのものをたくさん食べた方が良いのです。
高コレステロールだからと言って加工されたものはダメです。
では、なぜ悪玉コレステロールが悪者になってしまったのか。
健康産業はとても大きな産業なので、どうやってもあちこちに利権が生じます。
薬は世の中に出ていくやり方がだいたい一緒なのです。
「大豆イソフラボンが良い!」
「バナナダイエットが効く!」
などとテレビで特集が組まれると、次の日にはスーパーから納豆が消えたり豆腐が消えたりバナナが消えたり・・・
これって、誰かが仕掛けている。ということもあり得そうですよね?
健康分野で悩みを抱える方が多い証拠でもありますし、健康のことで脅かすようなことを言われると、心配になったり不安になったり、正常な判断ができない人が多いのです。
物事を調べるときは、
- 一旦すべてを疑う
- 事実の証拠に基づいていること
- 賛否両論を探る
- お金の流れを探る
- 自らが結論を出す
というのが鉄則です。
特に健康産業には「お金」がよく絡むのです。
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