本日の患者さんは「パーキンソン症候群の疑いがあります」と言われた方。
腰痛や背中に張りがあり、動きが鈍くなったことで病院に行かれたそうです。
MRIなど受けられたのですが、「異常なし」とのこと。
だけど「パーキンソン症候群の疑いがある」ということで、お薬をもらい始めたとおっしゃっていました。
症状は、「腰痛・背中の張りによって動きが鈍くなる」ということ。
本当にパーキンソン症候群なのでしょうか???
先生自身も「疑い」とおっしゃっていたようですね。でも、薬は出たと・・・
本人も薬を飲み始めてから体が曲がり始めたとおっしゃっていました。
まず、パーキンソン”病”でないことに注目してください。
「パーキンソン病に似ているから」パーキンソン”症候群”なのです。
パーキンソン病は1000人に1人の病気です。
私の知人は多分1000人もいませんが、パーキンソン症候群と言われた方、結構います。
割合がおかしいですよね。
パーキンソン”病”ではないけど、病名をつけなきゃいけない。しかも診療を拒否できないから、パーキンソン症候群という病名ができたのですね。
震えや、痛みで動きが鈍くなったことは緩消法で解消できます。
痛みで動きが鈍くなることはよくわかりますよね。
では、なぜ震えが起きるのでしょう?
これも筋肉が硬いことが原因のひとつです。
心臓が拍動し、血を全身に巡らせていることはみなさんご存知かと思います。
血を送る分には、心臓で事足りるのですが、血を戻す分には、心臓だけじゃ足りないのです。
ではどうするかというと、手や足の筋肉を伸び縮みさせて、ポンプの役割をして血流を作っているのです。
だれでも普段から震えているのです。
筋肉が硬くなればなるほど、伸び縮みが大きくなるのです。その結果、目に見えるくらいの震えが起きてしまうのです。
筋肉が硬いから、血流をよくするために震えてしまうのですね。
その方は薬で固めてしまっていることもあってとても時間がかかるのですが、30分の施術後、歩くときに足の踏み出しが楽になっていることを感じていただきました。
腰痛アカデミーに入会され、ご自分で治すことを選択されました!
自分で自分を治せるって素晴らしいですね。
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